娘の気持ちと母の思惑。学校に行かない生活で、一番大切なことは何?

こどものこと

学校に行くことを、当たり前にしない。

そう決めた日々の中で、一番大切にするのは娘の気持ちだ、と思っていました。

実際には、仕事を休むことでの焦りや、身勝手な思い込みで、娘をこれまでと同じ状況においやってしまっていました。

今後、また同じ過ちを繰り返さないためにも、ここに記しておこうと思います。

仕事を休んでも、優先するのは自分だった現実

この頃の母子の小競り合いのひとつに、「お出かけ」がありました。

本来、優先すべきだった娘の気持ち

出かけたくない!

学校に行くのも嫌だし、買い物にも出かける元気がないと言います。

おやつを買うためでも、断固としてNO!を貫きます。

外出による気分転換など、1ミリも望んでいません。

とにもかくにも、家でゆっくり過ごしたいのです。

優先してしまった、母の都合

そんな娘を尻目に、母が行うのはチラシチェックです。

現在、お仕事を休んで収入なし、どころか仕事場の電気代などの費用はかかるため、実質マイナスの状況です。少しだって節約して、できるだけお金を使いたくありません。

「〇曜日はこれが安い」「△曜日はこれを買いに行かないと」

チラシに指示されるがごとく、予定を組み始めます。

そして、食品・日用品を少しでも安く購入したいがために、娘に媚びへつらい、出かけることができなければイライラし、「じゃあ行かなくていいよ」、なんて声に出して、娘に罪悪感を抱かせておりました。

買い物だけではありません。

「図書館の予約本が用意できました」の連絡があったから、図書館に行かないと。

確認したいことがあるから、市役所に行かないと。

あれもしないと、これもしないと。娘を追い込んでいっていました。

母の思い込みで犠牲になっていた、娘の本音

それらは本当に、今しないといけないことだったのでしょうか。

違います。

私が、安いものを買わないといけない、連絡があったらすぐに行動しないといけない、気になることはすぐに解消いないと気が済まない、と娘にそれを強いていたのです。

ずっとこれまで、自分の気持ちを押し殺して、母の事を応援してくれていた娘。

「本当は、もっと一緒にいたい」、と寂しい気持ちでいっぱいになり、頑張れなくなったから、学校に行かないことにしたのに、また自分の思い込みに娘を巻き込んでおりました。

仕事を休んで一緒にいても、これでは何の解決にもなりません。

もう一度、大切なもの最優先の生活を目指す

改めて、今の暮らしで一番大切にすることは何なのか、向き合うことにしました。

娘の心を満たせるように、娘の心からの声に耳を傾けること

チラシにも、勝手に決めた期日にも、自分の思い込みにも、惑わされないことです。

娘ファーストのマイルール

再び、自分本位になってしまわないよう、ルールを決めることにしました。

  1. 娘の体調を常に気遣う
  2. 必要なもの・ことは、目に見えるようメモして、リスト化する
  3. それがいつ必要か、いつまでに必要か、考える
  4. 出かけられるタイミングで、必要なものを購入・必要なことをこなす
  5. どうしても出かける必要がある時は、母(祖母)を頼る
  6. 出かけられなくても、「どうにかなる」と考えてイライラしない

実際に、このルールを実行して1週間経ちました。

今のところ、これで支障がでることなく生活できています。

むしろ、よいことがおこりました。

  • まとめ買いをすることで、余計なものを買わなくなり、無駄遣いが減った
  • 前もって出かけた時のことを計画するため、所用が短時間で済み、娘の負担が減った
  • 時間を、有用なこと(読書や勉強、ブログを書く時間など)に使うことができた
  • ふたりとも、無理なく心穏やかに過ごせた

娘の負担を減らし、穏やかに過ごせる時間が増えました。

出かけることを手放すことで、手に入れることができたのです。

自分の思い込みを手放したら、守るのに必要なことだけやっていく

仕事を休みさえすれば、ふたりの時間を確保して娘の気持ちを満たすことができる、と考えていました。

それなのに、仕事を手放した代わりに、それ以外のしなくてはいけないことに縛られて、娘の本音をないがしろにすることを繰り返しておりました。

今の最優先は、娘の気持ち。

それを見えなくすること・言えなくすることは、もう必要ないのです。

目の前に現れるもの・ことを、しっかり見極めて、もうしばらくふたりの引きこもり生活を、前向きに、楽しく過ごそうと思います。

今日も、晩ご飯作って一緒に美味しく食べられました。ここまでのお付き合い、ありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました